2021年08月06日

残念ながら入院延長

おとといの食事後、またというか、やはりというか、残念ながらよくない兆候が出て、投薬・絶食の治療を再び行うことになりました。パターンとしては、リンパの漏れを止める癒着剤投入後、一週間の絶食、その後食事を再開して様子を見る。問題なければ退院へカウントダウンとなる感じです。手術以来、胸横からの2本のドレーンはずっとつきっぱなしですが、違和感はあるものの体の一部化してきています。例えるなら、胸にベルトを巻かれてリードをつけられている犬の気分です。
これまでの間に、病室の移動が3回ありました。そのたびに同室の隣人さんは変わるのですが、8年前、7年前そして今回と入院してみての「病室の隣人あるある」を書いてみようと思います。

【その1 鬼のいびき】
 文字通り、いびきが凄い人。これは毎回いましたが、今回出会った人はまさに「鬼」でした。何が凄いってその持続力。あの晩はオリンピックの野球の準決勝、日本対韓国の試合の日でした。その日は、手術が多く(?)同じフロアのベッドが足りなくなったため一つ下のフロアに移動していました。で、夜になり準決勝。山田哲人のフェンス直撃3点タイムリー2塁打で日本が逃げ切り、決勝進出決定。11時過ぎにTVを消して眠りについたのでした。周りの隣人たちも何となく同様の気配がしていたので、皆TV観戦していたようでした。ところが、夜中の1時過ぎに目が覚めました。術後はよくそんなこともあったので特に気にせずまた眠ろうとしたのですが、ちょっとだけ隣人のいびきが大きいのに気づきました。それでも、もっと大きい人と旅先で一緒になったこともあるし、そのうち静かになるだろうと思っていたのですが、そこから途切れない途切れない・・・・・。2時・・・・3時・・・・4時・・・・。ほぼ100%いびき呼吸の人にはじめてお会いしました。4時過ぎに看護師が様子を見に来た時には目を覚まし「痛い、痛い」の連発。えーーーーーっ!今まで大いびき書いて寝てましたよって教えてあげようかと一人でにやけてしまいました。ま、骨折して入院した方のようだったので、そんなものかと思いますが。そして、あれやこれや看護師に手当てしてもらった後は・・・・再びの大いびき。4時過ぎれば外も少し白んでくるので、いまさら寝れなくてもいいや考えながら・・・・5時・・・・6時・・・・止まない!!正に「鬼」のいびきでした。

ちなみに、この日の日中、「昨夜は環境が変わってたいへんだったみたいですね」と看護師に言われ、同フロアの別の部屋に移動したのでした。部屋移動の真の理由はわかりません。

【その2 何事も音が大きい人】
 このタイプの方々は得てして耳が悪い場合もあるのですが・・・。
何よりも話す声が大きい。携帯の着信音も大きい。電話もベッドの上で全力で話す。ベッドわきのロッカーの引き出しは最大まで(ガタンと音がして止まるまで)引き出す。ものを置くというより投げ入れる。引き出しを占めるときはバタンと音を出して閉める。食事の時はカチャカチャ音が止まない。お椀の蓋を置く音が大きい・・・・。まったく悪気がないことはもちろんわかります。家長としての生活が長かったんだろうなと推測してしまいます。
 でも、食欲がない、とか少し吐き気がするなどという言葉を聞くと、「決して弱みを見せない、昭和の男」ともいえるかもしれません。
明治生まれだった自分のじいちゃんと重なるところもありますね。


























Posted by きこりや at 09:18│Comments(1)
この記事へのコメント
本当に、術後ですか??
面白すぎますっ!!

入院延長は残念ですが、避暑地暮らしだと思って、のんびりしてください。
Posted by ウルトラの母ウルトラの母 at 2021年08月07日 11:16
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