2021年08月25日

エクモの出番がありませんように

昨日の夕方、お医者さんから食事が順調に進んでいるので点滴による栄養補給は終了とし、首の中心静脈に刺している針は明日(今日のこと)抜きましょう、と言われました。さらに、今日の夕方から普通食にして様子を見て変化なければ横っ腹のドレンも抜いてしまうとのことでした。何食分くらい様子を見るのかはわかりませんが、明日明後日のうちにはいけるのかなと思います。
ところで、先日看護師さんに髪を洗ってもらったときに、コロナに対する自分の認識の甘さに気づかされる会話がありました。
岩手でも増えているという話題の中で、「重傷者が出たりしたら大変ですよ」というので、「やっぱり、エクモなんていう機械はこの辺にはないんですか?」と聞いたら「もちろんありますよ」というので、「あれが最後の砦みたいですもんね」と何気なく言うと、「でも、あれを使うようになったら現場は一気に混乱してしまいます~」と言うのです。患者に機械を装着すれば肺の機能を肩代わりしてくれる程度の知識だったので「何でですか?」と聞いたら、「あの機械を運用するのには10人近いスタッフがかかりきりになるんですよ!」というのです。「こんな田舎の病院で、今でもフル回転で稼働している状態からそんな事態になればもう無理です」というのでした。
エクモの出番がありませんように

その後ネットで調べてみたら、エクモの装着には専門の知識と技術を持った医師をはじめとしたスタッフ10人が必要で、監視スタッフが24時間体制で対応する必要がある。患者を動かす際にも少なくとも7人の看護師と機器の監視などの人員が必要ということが分かりました。誰でもいいから10人ではないんですね。現場で核になって働いているようなスタッフ10人が引っこ抜かれるという事態は、代わりの少ない田舎の病院では致命的だということは素人の私でもわかります。
「世の中のみなさんにはくれぐれも気を付けてほしいですよ」といった看護師さんの言葉にドキッとした私でした。
これだけ広がっているのだから、気をつけながら「いつもどおりの生活」をして、それで感染したらしょうがないじゃん。と、どこかで思っていた自分がいたからです。
ブログをお読みいただいた皆様もどうぞお気を付けください。


タグ :エクモ


Posted by きこりや at 08:20│Comments(0)
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