2022年11月19日

スチール044のメンテと試運転を兼ねたもみじ伐倒

墓地の上に大きくかぶさるように成長したもみじの大木。







地主さんの亡きおばあさんの代に植えたとのことですが、墓地を守って管理している地主さんももう70才近く。
自分が動けるうちに大きくなりすぎた木を整理しておきたいとのことでした。

伐倒に備えて、チェンソーのメンテナンスをしておきました。





大木用に中古で買ったスチール044。
今から30年も前にデビューした大御所?です。
それでも排気量70ccのパワーは健在で、70cmのバーでグイグイ切り進んでくれます。
今回はキャブレターの部品を交換しておきました。

きれいに紅葉しきった先日、関係者一同できれいな赤色を味わってから伐倒させていただきました。
地主さんとともに感謝の気持ちを込めてお神酒をささげてからの作業です。

根本付近は1mを超える太さですが、途中から大きく3方向に分かれていたので、そのまま支障なく倒せる幹から手を付けました。



その後はお墓の上に張り出している枝を樹上で切り分けて吊り下げを繰り返し、お墓にかかる枝がなくなったところで伐倒しました。

根元まではまだ1m近く残っていますが、それでも長い部分の直径は1m30cmありました。





地主さんによると木材としての引き取先は見つからなかったとのことで、最近増加中の薪ストーブの燃料として引き取られていく予定です。


  

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2022年11月11日

国有林モニターに参加してきました。

今年度と来年度の2年間、国有林モニターとして勉強させてもらうことになりました。
国有林野の活用や森林資源の適正な管理・利用への理解を深める目的で農水省林野庁東北森林管理局が募集した事業です。

前回は岩手県の夏油スキー場に近い国有林で行われた治山事業(砂防ダム)の現場を見学しました。

2回目の今回は山形県の蔵王周辺で行われたオオシラビソ林再生の取り組み状況を見学してきました。





地蔵山頂駅付近の気温は約1℃。説明を聞いているうちに参加者一同ガチガチになってしまいました。笑

さて、オオシラビソといってもピンとこないですが、八甲田山や八幡平、蔵王などで冬の名物として知られる「樹氷」ができるあの木です。別名はアオモリトドマツ。

今回見学し山形蔵王では、地蔵山頂付近で2013年にトウヒツヅリヒメハマキによる葉の摂食被害が集中しておきたうえに、2016年から弱った木にトドマツノキクイムシが追い打ちをかけ、20haにも及ぶ地域でオオシラビソが枯死しているということでした。



蔵王にはよく出かけていたので、こんなもんなんだ(夏には葉がつくのだろう)と思っていたのですが、じつは深刻な事態だったんです。

近くで見ると、その状況はよりはっきりわかります。




「樹氷」は、それが見られる地域においては貴重な観光資源であり、これを守っていかなくてはならないということで山形森林管理署が中心となってオオシラビソ林再生の取り組みを進めているとのことです。

しかし、オオシラビソについては、スギのように人工的に生産していく技術が確立されておらず、現在、稚樹の試験移植や種子の貯蔵・発芽などの試験を進めている状況だそうです。

(ちなみに枯れてしまった木ですが、それでも冬には樹氷となって活躍してくれるので、倒さずに残しているのだそうです。夏場に見ると痛々しいですが)





山仕事で杉の植林も行いましたが、数万本という苗木がトラックで運ばれてくるところからしか見ていないので、丈夫な苗木を安定して生産できるようになるまでの道のりについて思いを巡らせることはありませんでした。

今回も、「枯れたなら苗木をどんどん植栽すればいいのに」くらいの考えも多少あったのですが、やはり現実ははるかに厳しいのですね。
稚樹の成長は1年に1~数センチ。
被害を受ける前の状態に戻るまでに70年かかると試算されているようですが、自然を相手にする事業はなんでも数十年単位での計画になりますね。

今は木を伐ることを仕事にしています。
大木があることで人間の生活に不便をきたし、やむなく伐り倒してしまう現場が数多くありますが、この頃は伐り倒すだけでなく枝を落とすことによってうまく共存できないかという観点からアプローチするようになってきました。

人の生活も大自然の中の一部。やはり何事もバランスが大事ですよね。
この頃夜更かしが多かったりするので、今日はしっかり昼寝もしようっと。  

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2022年11月01日

ゴルフ場でのボランティア!!!

先日、某ゴルフ場でボランティアスタッフとして活動してきました。

今回の活動内容はお客さんのゴルフバッグを車から降ろしたり、カートにセッティングしたりというものでした。

その日は平日にも関わらず3つもコンペが入っており、結構な賑わいでした。




今後、コースの芝刈りとかグリーンのメンテナスとか徐々にご指導をいただく予定です。

もちろん、プレーに支障のある木があった場合はその処理なんかも出てくるでしょうね。(当初はそれだけやるつもりでしたが)

実はボランティアといっても多少の見返りがあるのです。

それは、一定の活動時間数が積み重なるとそのゴルフ場で優待プレーができるというものです。

月に一度か二度くらいしか行けなくても全く問題なし。コースマスターやキャディさんの苦労話なども聞けて楽しめます。

雪が降るまでに一度くらいは優待プレーができると思います。

コースに出てゴルフをするようになってから30年以上たちますが、目標はずーーーーっと変わらず100切り!

というと、やったことがある人ならだいたい察しがつきますね。(笑)  

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2022年10月29日

懐かしいジムニーの雄姿

○ーグルフォトに時々昔の写真が出てきます。

そんなのがきっかけで過去の写真を遡っていたら我が家にやって来た直後のジムニーの写真がありました。

当時は週に3日から4日林業のアルバイトに励んでいました。

林道や、そこからさらに山奥に入り込んだ作業道は、まさにジムニーにうってつけのフィールド。雨でぬかるんだりすればそれはもう独壇場!

四駆の軽トラにさえ侵入を許さない作業道でも、大径タイヤのジムニーはグイグイ進んだものです。

そんなもんだから、雨上がりの植林現場では杉の苗をキャリアに積んで植え付け地点まで運ぶ役もこなしてくれました。




頼もしいですね~。

この写真は2018年のものなので、もう4年たったんだなぁと感慨にひたってしまいました。
仮ナンバーを持って行って群馬から一般道を自走で引き取ってきたジムニー君。足回りと車高アップの改造申請も含めて3回の車検をパスしてくれました。

年末には、ボディのサビ落としとパテ埋め、そしてイメージチェンジの全塗装も画策しています!

ジムニー君、楽しみにしていてね~!笑  


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2022年10月21日

枝打ち、伐採のご依頼

今月後半から来月にかけて4か所の伐採、枝打ちのご依頼を承っています。

さしあたり近くの現場から着手しました。



左下の建物の上に大きく覆いかぶさっている桜の木。地主さんは建物の上や周辺に落ちた葉などのお掃除に苦労してきたようです。

桜の木すべて除去したいとの意向でしたが、二つに分かれた幹のうち建物や道路側に枝を張っている幹だけに手を加え、反対側の幹はこれからも花見を楽しめるように残すことにしました。




葉が落ちて左側の幹からの枝を落としただけでかなりすっきりしました。

今後事情が変わってどうしてもすべて取り除かなければならないときでも、建物や道路に干渉する心配なく伐倒できる幹だけが残ったので安心です。

春には道路を車で通りすぎるときにも楽しめる桜の木なので、できれば長く残っていてほしいですね。

2件目は母屋の屋根の上に大きく張り出したケヤキの枝打ちです。

結構な高木なので、高いところに登っての作業となりました。



施主さんが母屋の屋根に上がって吊り下げた枝のコントロールを手伝ってくれ、奥さんと二人でこつこつやるよりも作業効率はかなりアップしました。施主さんの奥さんも大変な働き者で、地面に下した枝をよいしょよいしょと運んで屋根から降りた施主さんと刻んでいました。



手間取ったら二日がかりかと見込んでいた現場でしたが、一日で無事に終了しました。
少しは屋根の落ち葉掃除も軽減されることでしょう。

私の方は三日後あたりから発生するであろう筋肉痛が心配です。  

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2022年10月13日

3年ぶりの蔵王寺、くぬき地蔵尊参り

8年前、大腸がんが発覚した年から毎年お参りしていたくぬき地蔵尊。事務所で「くぬき(苦抜き)手拭い」を購入し、お地蔵さんの体を手拭いでさすります。その手拭いはお守りとして持ち帰り、枕の下にしいて寝るというシステム?(笑)です。



でも、コロナ禍で2年間ご無沙汰していたら去年肺への転移が見つかって手術ということになってしまったので、今年は是非お参りしたいと思っていました。

3年ぶりのお参りでしたが、お地蔵さんはお変わりなく鎮座していらっしゃいました。
ただ、こちらにもコロナの影響は及んでおり、手拭いでお地蔵さんをさするのはNG。
住職さんが予めさすっていおいた手拭いを渡されてお参りのみということになっていました。



例年、お参りについでに蔵王のお釜もまわるのですが今日はご覧の通りの濃霧。



主目的は達成したのでそのまま山をおりました。
帰り道ではあれ程の濃霧がウソのように晴れた瞬間もあり、運良く(?)キレイな紅葉も見ることができました。



しかし、その後の下り坂のカーブの連続で、自分で運転しているにも関わらず軽く車酔い!
スッキリと晴れない一日でした~。  

Posted by きこりや at 20:56Comments(0)

2022年10月08日

久しぶりの牛タン

約1カ月半ぶりの投稿になります。
9月は草刈りの仕事がたくさん入って結構頑張りました。

今日は以前から木工品のご注文でお付き合いがある北上の花屋さんに納品を兼ねて奥さんとドライブしました。
家業の花屋さんを継いで頑張っている若夫婦さんです。
今年新店舗を構えられ、着々と事業を展開しているようです。

お店の中はこんな感じでおしゃれ。お花のいい香りが漂っていました。


その後、久しぶりに牛タンを堪能しました。
コロナ禍で遠出は全くしていないので仙台や盛岡の利久には本当に長い期間行っていません。今日は北上の牛タン専門店に突撃です。



こちらのお店も柔らかくてとてもおいしかったです。

あ、9月は忙しかったと書きましたが、ちゃっかり(笑)陸前高田にも行ってました。
その時は友人にプルーンを届け、ついでにお寿司屋さんで昼食。



お寿司を注文した後、何気なく店内を見渡すとこんな写真が。



何だか旨そうだったし、何よりも奥さんが貝好きだったので注文してみました。
すると、大将が持ってきたのは貝。さばく前の貝。大将いわく、
「そのうち踊りだすから見てて」
????

ちょっと何言ってるかわかんないんですけど???
と思いながらとりあえずじーっと見ていると何と



こーんな感じでベロみたいなのが出てきてそれこそ皿から落ちそうなくらい「踊りだした」のでした。
しばしイシカゲ貝のダンスを眺めていると別の皿に乗って



お目当ての状態にされたイシカゲ貝が運ばれてきたのでした。
ぷりぷりの食感で大変おいしくいただきました。
ちなみに貝のダンサーたちは厨房の方へご帰還されました。


久しぶりと言えば、昨日これまた久しぶりに山仕事に行ってきました。
今回は、2年前に杉の植林をした現場の下草刈りです。



元気に成長している3年生たちが多く、何だかうれしくなってきました。

でも、草刈りの途中でこれを見つけて思わず飛びのいてしまいました。



かばんに入れて持ってきた駆除スプレーをもってそーっと近づいて「ぶしゅー」と全開で噴射・・・・。
苦しそうなスズメバチが中から現れる・・・と待ち構えていたのですが音沙汰なし。
恐る恐るのぞいてみると、スプレーの勢いで巣は反対側まで穴が貫通。
蜂の姿は全くなし。
空き家だったみたいです。
ラッキーというべきか、スプレーがもったいなかったというべきか。

さて、山での昼食は奥さんが作ってくれた枝豆入りのおにぎり。
3年生の子供たちと遠足に来たような気分でおいしくいただきました。



最後に食べ物の跡で恐縮ですが、先日ツリークライミング体験会の会場にいたイモムシ君をご紹介します。



なんとも言えないきれいな赤で、思わず写真におさめてしまいました。
調べてみたところ「ボクトウガ」の幼虫らしいです。

自然ってホントにすごいことだらけです。









  

Posted by きこりや at 22:33Comments(0)

2022年08月22日

栗の倒木処理

隣の家の倉庫の屋根に太い枝が乗っかってしまった栗の倒木。



屋根に乗っかった枝のほかに、スギの木を挟み込んでいる2本の幹。





どの部分にどれほど荷重がかかっているかの判断を間違うと大変なことになりそう。

まずは屋根にかかっている枝を慎重に刻んでからスギの木を挟んでいる幹の処理を行いました。

幹の方は隣の杉の木に登って樹上での作業となります。



無事に屋根にかかっている木と倒したときに屋根に届きそうな枝の処理が完了!

あとは元の方をめくりあがった根から切り離して、施主さん所有のホイールローダーで引きずり倒してもらいました。

めでたしめでたし。

次回はお庭の桜の木の剪定か伐倒かどちらかとなります。

安全第一で行きましょう。
  

Posted by きこりや at 22:47Comments(0)

2022年08月21日

ペンづくり体験二人目は黒柿(クロガキ)を選択

先日二人目のペンづくり体験者さんがおいでくださいました。

今回は中学2年生とのことで、持っているペンの種類や木材に関する知識も相当なものでした。

中学校にも夏休みの宿題に工作があればいいのにというほどの「モノづくり」好きな少年です。

希望した木は黒柿で、しかも中間に接続の金属を使わないものが希望ということで、急遽私の方で下準備をしてから削ってもらいました。



中間部分を太めにして端に向かって滑らかなカーブを作っていました。



仕様変更に伴い、お値段もちょっとアップさせていただいたので、レーザーでの名入れはサービスです。



納得のいく仕上がりになったようです。


また来てね~。
  

Posted by きこりや at 22:49Comments(0)

2022年08月17日

アユの塩焼きとビビンバ

先日キャットタワーを納品したお客さんからアユをいただきました。

前沢の花火がある日だったので、炭火を楽しみながらお祭り気分でいただきました。









花火の予定時間より早く出来上がったので、家の中での夕食です。

アユは実がふっくらとして柔らかく、ぺろりと食べてしまいました。

半額で買ってきたと奥さんが自慢する霜降り和牛を使ったビビンバはボリュームたっぷりです。

充実した食事のおかげで、体重は去年の入院前の64.5kgに戻りました。(笑)

  

Posted by きこりや at 22:31Comments(2)